2007年04月24日

F1タイヤのチカラ(ブリジストン)

私がF1を見始めた頃はグッドイヤーがワンメイクでやっていました。

ブリジストンは、1997年にF1に参戦して来ました。
この年、中野信治がプロストに乗って、(無論、ブリジストンを履いて)最高位6位になった時は胸がときめきました。

この年は、完全にブリジストンイヤーでした。(シャレじゃありません)
というのも、今まで弱小だったチームが、ブリジストンを履くと一気に中堅から上位へ行けたからです。
この時に私は「タイヤでこんなに違う(強く)なるものなんだな。」と感動しました。

それに、グッドイヤーを倒すブリジストンはアメリカを倒す日本のような感じがして、強く愛国心をかきたてられました。

BS4.jpg
(BRIDGESTONE)

当時聞いた話では、グッドイヤーとブリジストンの違いは路面とタイヤの設置面が、グッドイヤーは四角で、ブリジストンは楕円形をしているので、ブリジストンの方がドライビングしやすいということでした。
ブリジストンを履くと魔法にかかった様に、たちまち順位が2〜3位上がるのです。
私は「上位チームがこのタイヤを履いたらシャレにならないくらい強くなる。」と、思いました。同時に、中堅が履いて、上位と混戦になることが面白いとも思いました。

1998年になると突然、スリックタイヤからグルーブドタイヤへ変更になりました。
グルーブドタイヤとはタイヤに溝をつけたタイヤです。

F1は”スリックタイヤをドリフトさせて走る”醍醐味が良いんじゃないの? と、勝手に思っていた私は、少々グルーブドタイヤというのには残念な感じがしましたが、考えてみると、すでにその頃はドリフトなどをするような時代ではなくなっていたので、結局レース自体は見た目、全く違いはありませんでした。

同じ年、上位チームで初めてマクラーレンがブリジストンを履きました。
結局、そのマクラーレンのミカ・ハッキネンがワールドチャンピオンになりました。
やはり、マクラーレンのような上位チームがブリジストンを履くとチャンピオンになったのです。

1999年になると、グッドイヤーはF1から脱退してしまいました。
私個人の印象は(グッドイヤーには悪いですが)何か、負けて止めたような印象でした。
ですからこの年からブリジストンワンメイクになりました。

1996年に、ヨーロッパの5大国で、ブリヂストンのブランド認知度(純粋想起)は、13%だったそうですが、2003年の調査では、34%にまで上昇したそうです。
それくらい、F1の影響力は強いものなのだと感じたと同時に、ブリジストンがそれくらい強かったとも言えるデータです。

しばらくブリジストンワンメイクが続きました。
ワンメイクはグッドイヤーのイメージがあって、タイヤ競争がないので、少し寂しい感じがしました。

2001年に待望の競争相手としてミシュランタイヤが参戦して来ました。
最初は、ブリジストンが参入した時の様に上位チームは既存のブリジストンだけでした。
でも、ブリジストンが劇的なデビューをはかったようにはミシュランはいきませんでした。
ミシュランを履くとたちまち順位が上がるという程の影響力はありませんでした。

そんな中、2002年に、マクラーレンがミシュランへの履き替えにチャレンジしました。
その頃、常勝だったフェラーリに勝つ手段のひとつとして、フェラーリと違うタイヤを履くことがマクラーレンには臨まれたのだと思います。
逆に、ブリジストンにとっては上位チームでは、フェラーリだけが頼みになってしまいました。

2003年からは、チームごとに異なったスペックを供給することができるようになりました。
この年のミシュランはチャンピオンにはならなかったものの、ブリジストンより良いパフォーマンスを見せ、あきらかに”ミシュラン強し”という感じでした。

フェラーリファンの私としてはミシュランが怖いという感じがしましたが、フェラーリは勝ち続けました。

2007年からまたブリジストンワンメイクが決まった、2006年に、ミシュランはルノー(フェルナンド・アロンソ)と共にワールドチャンピオンを決めて有終の美を飾りました。
逆に私たちティフォジは、やり逃げされたような中途半端な気分で終りました。

そして、今年2007年から、またブリジストンのワンメイク化になりました。
私は、タイヤ競争のないつまらない時代に戻るのかと少々残念です。
しかし、考えようによっては、ワンメイクでも、タイヤの選択も含めてドライバーの力量が本当に出る時代に戻ったとも言えると思います。


Yahoo!スポーツ「F1タイヤに関する規定」
http://sports.yahoo.co.jp/f1/guide/2-2.htm


無論、F1はタイヤだけで勝敗が決まる訳ではありませんが、タイヤは大地とつながっている唯一のパーツです。
それだけに、F1では重要なパーツのひとつです。

当たり前の話ですが、ブリジストンにはワンメイクになったからと言って、手抜きをせずに頑張ってほしいと思います。
また、いつか競合が出て来るとも限りませんから。

それにブリジストンはF1サーカスでは日本の顔のひとつです。
日本勢のひとつとして、ブリジストンには頑張ってほしいです!
posted by ティフォジ at 14:54| F1マシン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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