2007年06月01日

ルノー今期最高の成績を出す

今日は、ルノーF1チームの視点からモナコGPを見てみましょう。
モナコGP決勝で、フィジケラは自身にとってもチームにとっても今シーズン最高成績となる4位フィニッシュを飾ることに成功しました。

gpupdate0527.jpg
(GPupdate)"G.Fisichella"

フィジケラは4番グリッドからスタートし、ミスのない走りを披露しました、最終的に5位のクビサ(BMW)に20秒もの大差をつける形でチェッカーを受けました。

GP後のルノーのプレスリリースでは、チームはこのようにコメントしました。(抜粋です)

フィジケラ(予選4位、決勝4位)
今日のレースではうまくドライブできた。BMWザウバー勢の前で今年初めてフィニッシュできたことはよいことだし、さらなる成果を目指してファクトリーでさらに仕事を進める必要があるね。

コバライネン(予選15位、決勝13位)
今週末は僕にとって早く忘れ去りたいものとなってしまったよ。
レースは土曜日の予選によって結果付けられてしまったようなものだと思うけど、いまさら言ってもしょうがないさ。

フラビオ・ブリアトーレ(マネージングディレクター)
ジャンカルロは週末を通してすばらしいパフォーマンスを発揮してくれた。彼の4位という結果を祝福したい。チーム的な観点から見ると、トップグループに近づけたことは励ましだと言えるし、われわれが戻るべき場所に戻りつつあるという感じだね。


プレスリリースから離れ、カルロス・ゴーン(ルノー会長兼最高責任者CEO)は、ドイツの専門誌などに対してこうコメントしました。
「ルノーが今後も4位ないし5位の成績しか上げられないようでは、F1にとどまることはない。」

「常に戦いの中心にいなければならない。年間を通じてタイトル争いする上位2、3チームの中にいることが重要なのだ。」
と警告を発しました。

今年のチームの低迷は単に2年連続ワールドチャンピオンのアロンソ(現マクラーレン)の離脱によるものではないともコメントしました。

「1周で1.5秒離されたら、“アロンソファクター”が関係しているとはそう言えないね。」

ゴーンさんはモナコで先週末、ルノーはF1に留まるが、それはルノーが最終的にもっと競争力のあるポジションに戻った場合に限りだと述べました。

「2年連続のワールドチャンピオンとして、われわれは現状に満足することはできない。」

「しかし(首脳陣は)問題はまもなく完全に確認して修正されると請け負ってくれた。」

ghosn2001.jpg
(企業改革経営者表彰受賞者)"Carlos Ghosn"

モナコでのフィジケラの予選のタイムは元チームメイトのアロンソより0.6秒遅れでした、レースでのベストラップはアロンソより1秒遅かったです。

ここからチームのコメントから離れたいと思います。

ルノーのモナコGPの成績は良かったのですが、ゴーンさんにとってはお気に召さなかったようです。
もう少し上位に居ないと、来年はないぞ!という事を言われているのでしょう。

元々ゴーンさんはルノーのCEOに就任した時から、レースへの継続的な参戦にはブランドイメージ形成や予算の面から懐疑的だと伝えられており、サッカーの横浜Fマリノスの不振と同じく、ルノーの不振はその懐疑心を助長させるものなのでしょう。

(ちなみに、都市対抗野球(日産自動車チーム)は振るわなくとも、お好きのようですが・・・。)

すなわち、今回のコメントを聞いていますと、ゴーンさんはレースがお嫌いなのではなく、ルノーに勝ってもらいたいという事が感じられるのです。

ルノーの今期は昨期から比較すると、あまりにも差がありすぎるきらいがあります。

それはドライバーの責任だけではないという事なのでしょう。
スタッフの頑張りをうながしていると解釈できます。

それをフラビオさんは、わかって今回のコメントをしているのだと思います。
上位に食い込んだフィジケラを褒めています。

これからの北米ラウンド、ヨーロッパラウンドにルノーのスタッフの頑張りを期待し、ゴーンさんは締めくくっていました。

ルノーが頑張れば、今、3番手を走っているBMWと混戦となり、ゴーンさんの期待する最低限の3番手になれる可能性があるという事です。

私個人的にはルノーさんよりもここに出て来て欲しいのは、今、日本勢の一番である6番手を走るトヨタさんのはずなんですけれども・・・。
posted by ティフォジ at 10:38| F1第5戦 モナコ グランプリ 5/27 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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