2007年10月31日

マクラーレンが“冷却燃料問題”で上訴

マクラーレンは今季のチャンピオンシップの順位が入れ替わりかねない異議申し立てを行いました。その公聴会がFIAで11月15日(木)に行われることになりました。

先のブラジルGPで、フェラーリのキミ・ライコネンが念願の初タイトルを獲得しました。そのレースで3台のマシンが違法な“冷却された燃料”を使用したという疑惑がレーススチュワードによって発覚しました。

もし、その3人が失格になり、それ以下のドライバーが繰り上がることになると、マクラーレンのルイス・ハミルトンも繰り上がり、4位になる可能性があります。

そうなるとハミルトンがライコネンをドライバーズポイントで上回ることになり、チャンピオンが入れ替わるという内容の提訴なのです。

マクラーレンの提訴理由は、レーススチュワードがウィリアムズとBMWザウバーのマシン違法が認められたのにもかかわらず、3台のマシンにペナルティを科さないという決定を下すのはおかしいというものです。

しかしFIA会長のマックス・モズレーは、ワールドチャンピオンがハミルトンに移る可能性を否定しています。

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F1-Live.com"Mosley"

それについてニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)も、マクラーレンがブラジルGPの最終結果に異議を申し立てていることについて懐疑的です。

ハイドフェルドは、ブラジルGP決勝で、レース後にレーススチュワードの審議対象となったドライバーのうちの1人であり、“冷却燃料”を使用していたのではないかという疑惑をもたれていましたが、結局ペナルティなどは受けていません。

もしBMWザウバーとウィリアムズのマシンがレース結果から除外されることになると、ハミルトンが4位に繰り上がることになるかもしれません。

ハミルトンは最終戦で5位以内の結果を残せば自動的にチャンピオンに輝くことになるため、今回の公聴会で下される結果によってはライコネンのタイトルが取り消されることもありうるということなのです。

しかしハイドフェルドは「僕らはペナルティを受けなかったんだから、違法ではなかったということだ。もし僕らが非合法なことをやっていたとしたら、すでに処罰されているはずだよ」とコメントしました。

モズレーは「スチュワードのジャッジが正しいものだったかどうかという点に関して、マクラーレンが行った異議申し立てが調べられることになる」とイギリス紙に対してコメントしましたが、ハイドフェルドと同じように懐疑的な気持ちを示しています。

「レース結果の変更について求めることもできるだろう。だが、もしその3台のマシンが失格になったとしても、ハミルトンが繰り上がりになるかどうかは保証されない」

「今回の審議に関しては、ハミルトンの繰り上がりについては含まれないだろう」

確かにレギュレーションを読む限り、もし3台のマシンが失格になったとしても、ハミルトン以下全車の順位を繰り上げるか、それともそのままの位置に据え置いておくかどうかを判断するのはスチュワードなのです。

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F1-Live.com"Nick Heidfeld"

ハイドフェルドは一言、「マクラーレンの異議申し立ては無駄足だよ」とスポーツ番組に出演した時、一蹴しました。

マクラーレンさん、何かむなしいですよ。もう2007年のチャンピオンシップは確定したのです。それでいいんじゃないの?
posted by ティフォジ at 13:23| F1マシン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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