2007年11月07日

アロンソとルノーのブリアトーレ

先般、ここの記事でマクラーレン・メルセデスのフェルナンド・アロンソがルノーF1チームと3年契約を結んだと報じました。今回はその続報といいますか、並行記事としてアロンソの真意を報じてゆきたいと思います。

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F1-Live.com"フェルナンド・アロンソ"

スペインの日刊紙は、ルノーがアロンソに新しい契約条件をオファーしていると報じています。

ルノーのフラビオ・ブリアトーレ代表は、6日までにアロンソ側から回答があるだろうと話していますが、スペイン各紙は、この話は破談になるだろうと報じています。

激動のシーズンを過ごしたマクラーレンを、たった1年で離脱したアロンソは、来年の行き先がまだ決まっていません。そんな中、ルノーが、アロンソに熱烈なラブコールを送っているのは事実です。

ルノーのフラビオがスペイン紙で、「チームの顧問弁護士に会い、アロンソと少なくとも2年契約を結べるような条件をオファーしてくれと頼んだ」と語りました、これは一部では3年という話もあります。それはアロンソに払う年俸を用意できるスポンサーをつなぎとめるに過ぎないと言われています。

しかしアロンソは、ルノーで2003年に初勝利を挙げ、2005年と2006年にはワールドタイトルを獲得したにもかかわらず、ルノーに対し1年契約を求めている模様で、2009年はBMWやフェラーリと契約できるよう体制を整えているとも言われています。

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GPupdate.net"フラビオ・ブリアトーレ"

「火曜日までにどうなるか分かるだろう。アロンソの将来について語ってきた。もし彼の野心が我々と同じなら迷うことはないはずだ。彼がどのくらいルノーに貢献できるか私は知っている。だが1年契約なら意味はない」
と、ブリアトーレは語りました。

対するレッドブルとトヨタは、アロンソが望む1年契約と、その先の話をそれぞれ個別に進めたい意向のようです。

2007年のチャンピオンシップを、チームメイトだったルイス・ハミルトンに次ぐ3位で終えたアロンソは、トヨタからの破格の契約をすでに断ったと伝えられています。

ある専門家は、もしレッドブルのディートリッヒ・マテシッシが、アロンソ、エイドリアン・ニューウェイ、ロス・ブラウンを一気に雇うことができれば、レッドブルはトップチームになるだろうと話しているそうです。それだけのラインアップなら当然ですよね。

ちなみにレッドブルでドライブするマーク・ウェバーは、友達であるアロンソにレッドブルへの移籍について忠告したとスペイン紙が報じたそうです。内容は不明です。

また、アロンソが抜けたマクラーレンには、BMW、レッドブル、ウィリアムズのドライバーの誰かが移籍するのではないかとも報じられています。

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GPupdate.net"レッドブル&フェラーリ"

ちなみにアロンソは、かねてよりフェラーリでドライブすることを目標としており、それまではチャンスが来たときにすぐ移籍できるよう、小規模なチームでF1参戦することを希望しているといわれているそうで、多年契約を拒む要因なのかもしれません。

日刊紙『ASスポーツ』は、アロンソと1年契約を結ぶ用意があるのはレッドブルだけだと報じています。

ルノーが濃厚とは思いますが、候補にはトヨタ、レッドブルといろんな名前が出ては消えています。アロンソがまだしばらくストーブリーグをかき混ぜてくれるようです。
posted by ティフォジ at 10:45| F1ドライバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月05日

アロンソ、ルノーに移籍

先週末に故郷のスペイン・オビエドへ赴き、熱心に応援してくれた母国のファンたちに感謝を表したマクラーレンのフェルナンド・アロンソは、地元メディアに対し、来年はマクラーレンとの契約を順守するのか、それともライバルチームに移籍することになるのかについてはまだ保留だと語っていました。

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F1-Live.com"Fight! Alonso"

また移籍が有力視されてきたルノーの代表であるフラビオ・ブリアトーレはブラジルへ飛んだようです。その理由とはヒスパニック系のスポンサーと話し合いを行うためであり、スペイン人のアロンソが再びルノーへ復帰することを念頭に置いたものであるということができそうです。

アロンソのマネジャーであるガルシア・アバドは『アス・ディアリオ』紙に対し、
「フェルナンドは今後マクラーレンと決別することになるだろう。私としてはその事実を認めるよ。フェルナンドは来年の契約を、どのチームとも結ぶことができる状況だ」
とコメントしていました。

一方、フェラーリの親会社であるFIATのルカ・モンテゼモーロはこれまで同様、アロンソをマラネロに招きいれ、跳ね馬に乗せることは将来的にもプランに入っていないことを強調した。アロンソの2008年の活動について質問されたモンテゼモーロは「その質問に答えるつもりはないし、特に話すこともない」とバッサリでした。

また、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)は先週末に報道陣に対し、「アロンソがマクラーレンにとどまろうが離脱しようが、僕らには特に関係ないね」と語りました。

そんな中マクラーレン・メルセデスは、2008年はアロンソが同チームでレースをしないことを正式に発表しました。

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F1-Live.com"Worry! Alonso"

ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのプレスリリース

「僕は子供のころからいつもマクラーレンをドライブしたいと思っていた。でも、ときに人生は上手くいかないものなんだ」と、アロンソは公式発表の中で述べました。

「マクラーレンが素晴らしいチームだと信じ続けているよ。シーズン中はアップダウンがあったのは確かだし、それが僕たちにとって余計な挑戦になってしまった。本当に居心地がよく感じられなかったのも事実だよ。チーム内にえこひいきがあるのはわかっていたし、戦いの真っ最中にみんながあれこれ言っていたのもわかっていたよ。でも、結局は常に勝つチャンスを平等に与えられていたと思うんだ。今日の決断でみんなが2008年に集中できるようになった。今シーズンに一緒に働いてきたチームやボーダフォン、サンタンデール、ムトゥアマドリレーナなど全てのチームパートナーに素晴らしい将来がくることを願っているよ。」

ロン・デニスはアロンソの幸運を願っている。
「ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスの全員、特にマクラーレンのパートナーであるサンタンデールやムトゥアマドリレーナ、タイトルスポンサーのボーダフォンはフェルナンドの素晴らしい将来を願っている。彼は最高のドライバーだが、ある理由によりボーダフォン・マクラーレン・メルセデスとフェルナンドとの関係が上手くいかず、最終的には前進する道を見つけることができなかった。我々は別々の道を歩むというこの決断が最高だと信じており、今後は2008年のワールドチャンピオンシップの挑戦に向けて集中していくことになるだろう」

彼はルノーに戻ることが予想されています。チーム代表のフラビオ・ブリアトーレはアロンソ復帰を心から願っていることを公の場で明らかにしています。

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GPupdate.net"Glad to Alonso"

ブリアトーレは近々全てが明らかになることを期待しています。彼はガゼッタ・デロ・スポルトに対して次のように語りました。
「数日中に何が起きるか見守ってみよう。私はフェルナンドが我々のチームで将来を過ごす計画を提案したんだ。彼は2008年に我々とレースをすることを望んでいるからね」

ブリアトーレはチームが1シーズン限りの契約を望んでいないことも明らかにしました。「アロンソと1シーズン限りの契約を結ぶことは理にかなっていない。彼には長期間の契約を提案したよ」

ルノーはアロンソとの3年契約を望んでいるようです。これでアロンソがルノーに収まれば、混乱していた各チームのシート争いが決まってくるでしょう。というより、これからが本当のシート争いの始まり
なのかもしれません。
posted by ティフォジ at 15:37| F1ドライバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月03日

マクラーレンはここにも触手を!

マクラーレンメルセデスの代表ロン・デニスはアロンソの空きそうそうな穴を必死に埋めようとしている事は確かです。

ウィリアムズF1チーム代表のフランク・ウィリアムズは、デニスと話し合いを持ちました。内容は、来年のマクラーレンMP4−23にロズベルグを乗せるなというものでした。

ウィリアムズは、
「デニスは試す必要もない。ロズベルグは渡さない」
と、ドイツの雑誌に語りました。

このウィリアムズの発言は、10月25日(木)付けのドイツ紙で、チームとの関係が上手くいっていないアロンソの契約がまだ残っているのにもかかわらず、メルセデスのノルベルト・ハウグが「マクラーレンの2008年のドライバーラインアップはまだ決まっていない。現在協議中だ」と発言したことを受けたものなのです。

ウィリアムズはさらにブラジルGPが行われた先月末、ドイツの放送局で「ロズベルグは非常に印象的なドライバーだ。この2年間、我々を驚かせてくれた」と語りました。

一方、ロズベルグはインテルラゴスでのマクラーレンに関する噂にうんざりしているようで、「僕は今のポジションに満足している。チームと共に成長できる機会があるからね」と語っています。

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F1Live.com"Rosberg"

ブラジルGPでは自己ベストの4位で今シーズンの最後を締めくくったロズベルグは、
「最後のレースをこういう結果で締めくくったのは最高だ。来年の目標はBMWにもっと追いつくことだ」
とも話していました。

マクラーレンがどれくらい本気でロズベルグ獲得に乗り出しているのかはわかりませんが、少なくともウィリアムズ側はそれをよく思っていない事だけは確かの様です。
posted by ティフォジ at 14:44| F1ドライバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月02日

ベテランをポイントで抜いたルーキー来季は?

今年の夏、ニューフライングフィンと呼ばれるルノーのヘイキ・コバライネンは、チームでの将来は何も確約されていないことを認めていました。

チームのテストドライバーを務めているネルソン・ピケJr.が、来年、レースシートを獲得するといううわさがささやかれ、コバライネンとベテランドライバーのジャンカルロ・フィジケラのシートが危ういと言われていました。

コバライネンはメディアに対して、ボスのフラビオ・ブリアトーレが来季のラインアップを決定するのを待っているのだと語りました。

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F1-Live.com"Kovalainen"

しかし、26歳のコバライネンの行く末は、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)が、チャンピオンシップ争いに敗れ、現状に満足していないマクラーレンを離脱して、ルノーかBMWに加入する可能性が出て来たことで一転しました。

コバライネンと今シーズンのチームメイトであったフィジケラはどちらもまだルノーと来シーズンの契約を結んでいません。これは、アロンソの動向が決まってから動き出す話だというのがもっぱらのうわさだからです。

夏の時点で2008年について尋ねられると、コバライネンは
「チームにとどまることができるように願っている」
と答えていました。

今シーズン、好成績を残すと思っていなかったコバライネンは、「でもフラビオ(ブリアトーレ)が言ったように、まだ決めていないと思うよ」と加えました。

今シーズンが終わり、コバライネンはレースドライバーとしての初めてのF1シーズンを完了させ、合計30ポイントを獲得しました。チームメイトのフィジケラは21ポイントに留まり、コバライネンはこのベテランドライバーよりも好成績を残しました。

イギリスのテレビ局のインタビューに応じたコバライネンは、マクラーレンが2008年のドライバーとしてコバライネンに興味を持っているという噂を認めました。

しかし、コバライネンは、最終戦のブラジルGPで残念な予選パフォーマンスを見せてしまったことについてジョークを飛ばしました。

「僕の最低な予選パフォーマンスのおかげで、マクラーレンの連中は“アイツとの契約を考えるなんてことはやめにしたほうがいいかもしれないな”って思っちゃったかもね(笑)」

と笑ったコバライネン。しかし真面目な表情に戻った彼は
「正直な話、僕はたくさんのF1チームと話し合いをしているよ。そして今言えるのは、僕はルノーと今シーズンいっぱいの契約を結んでいるということだけだ」

と、以下のように続けました。
「ほかのドライバーがどんな動きをするのか、それをじっくり待たなきゃね」

ドライバーズマーケットはフェルナンド・アロンソの動きを見守っている状態です。彼はマクラーレンに残留するのか、それともルノーに戻ってくるのか。コバライネンのマネージャーは今も腰を落ち着けておらず、来シーズンもF1に残れるように最善を尽くしています。

Kovalainen2007GP.jpg
GPupdate.net"Kovalainen"

「来年はコンペティティブなチームに行きたいね。ルノーは来年は非常にコンペティティブになれると思うんだ。これからどうなるかはとても言い難いよ」

2年目が本当の勝負の年と言われます。
コバライネンも来季どういう成績が残せるかが本当の実力かもしれません。
但し、来季のシートが獲得できるのがその第一歩かもしれません。

posted by ティフォジ at 18:39| F1ドライバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月26日

ジンクスが破られる

今シーズン、ミハエル・シューマッハはほとんどサーキットに姿を現しませんでした。ミハエルは今年8月には「サーキットにはもう来ないだろう」ともコメントしていました。

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GPupdate.net"ミハエル・シューマッハ"

その理由は、7度のワールドチャンピオンに輝き、そのキャリアのほとんどをスクーデリア・フェラーリで過ごした偉人であるミハエルは、今季、よからぬ噂を頂戴していたからなのです。

それは「ミハエルがフェラーリのピットに現れるとキミ・ライコネンがリタイヤなど不幸に見舞われる」と、いうものでした。

無論、根拠のないジンクスな訳ですが、こういった類の話に目のないティフォジたちはまことしやかにそのジンクスを証明してみせるのでした。

しかし、2007年ブラジルGPにおいて、それらすべてのジンクスを払拭する出来事が起こってしまいます。

その時、ミハエルはインテルラゴスに現れたのです。そして事態は急変しました。

以来、それまであたかもミハエルが悪者であるかのように書きたてていたイタリアのタブロイド誌も含めて、全く自分達は記憶喪失にかかったかのようにそれを忘れて、ミハエルを歓迎したのでした。

2007年シーズンについてミハエルは次のように語りました。
「本当に信じられないシーズンの結末だね。キミとフェリペがブラジルGPを1位と2位でフィニッシュしてとても嬉しいよ」

日本GPの後で、ライコネンはチャンピオンシップを制するのは不可能だと思われていました。しかし彼は諦めずついにタイトルを獲得しました。ミハエルは、これをレーシングドライバー魂だと考えています。

「チャンスがどんなに少なくとも、諦めずに戦い続けるべきだと考えているよ。しかし、こんなにもエキサイティングなシーズンの結末は予想していなかった。キミやフェリペ、フェラーリチーム全員にこの素晴らしい結果についておめでとうと言いたいよ」

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GPupdate.net"キミ・ライコネン"

とにかく、”結果良ければ全て良し”とはまさにこの事を言うのだと実感させられた1戦であり、シーズンでした。
ミハエルとともにフェラーリを祝福しようではありませんか!

posted by ティフォジ at 00:00| F1ドライバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月14日

アロンソの来季移籍先は?

ドイツの「ビルド」紙は今月11日(木)に、現役唯一のスペイン人F1ドライバーであるフェルナンド・アロンソが、現在在籍するマクラーレンを離脱することが、できた場合、フランスのチームであるルノーと2008年1月から2010年いっぱいの3年契約にサインをするのではないかと報道しました。

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F1-Live.com"Renault & Alonso"

アロンソとマクラーレンは2008年シーズンの契約をすでに結んでおり、2009年シーズンのオプションも契約には盛り込まれているようです。

当のルノーは翌12日(金)、そういった推測には冷静な姿勢を保つことを表明しました。

しかし、ルノーは短い声明を発表しました。同チームが、アロンソに興味があるかどうかに関しては、肯定も否定もしないという立場を示しました。

ルノーはアロンソを擁した2005年と2006年に、2年連続でコンストラクターズチャンピオンを獲得し、アロンソ自身も2年連続ドライバーズチャンピオンの栄冠に輝いています。

ルノーは「チームとしては、メディアが報じた推測に関してはコメントをするつもりはない。来シーズンのドライバーズラインアップに関しては、準備が整い次第発表する構えだ」と
アナウンスしました。

また同じドイツのスポーツ専門誌「シュポルト・ビルド」は、アロンソにオファーしたのはルノーだけではなく、“世界の巨人”トヨタも同様だと報道しました。

同誌は、ドイツ・ケルンにファクトリーを構えるトヨタが3年総額1億5千万ドル(約176億円、1年あたり約58億円)という大きなオファーを準備していると報じました。

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GPupdate"TOYOTA & FERRARI"

もしこれが事実とすると、ミハエル・シューマッハがフェラーリで過ごしたレース人生の終盤に受け取っていた年俸とほぼ同等の契約ということになります。

そのフェラーリが、黙って見ているはずはありません。フィンランドの「イルタ・サノマット」紙は同12日(金)、アロンソは2009年からの3年契約をフェラーリと結ぶことになるのではないかと推測報道しました。

その前に今シーズンのドライバーズチャンピオンシップがまだ決定しておりません。FIAは、最終戦ブラジルGPで、マクラーレンのチーム内で、パートナーと公正に扱われるようにアロンソのクルマを監視する検査官を任命することとなりました。

スペインモータースポーツ連盟の会長であるカルロス・グラシアは、スペインの新聞「AS」に対して次のように語りました。

「マクラーレンの状況について心配しているということをFIA会長のマックス・モズレーに伝えた。アロンソがおかれている状況は、今や公然の事実となっている。FIAは係員を1人派遣して、アロンソに不利なことが起こらないようにマクラーレンチームを監視することになるだろう」

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GPupdate"McLaren & Alonso"

FIAもファンもは、インテルラゴスで公平な戦いの末にチャンピオンが決定することを望んでいます。
posted by ティフォジ at 12:55| F1ドライバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月11日

ブルツ 引退!

10シーズンを過ごしたブルツは69回のグランプリに出走し、最近に獲得した表彰台はF1デビューを果たしたモントリオールでの3位でした。

9日、33歳のブルツは自身の引退について次のように語りました。

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GPupdate"Wurz"

「今日はF1レースからの引退について発表したいと思う。家族やファン、ウィリアムズチームのみんな、元のチームのみんな、そしてメディアにも、F1キャリアを通して僕をサポートしてくれたことを感謝したい。F1のような厳しい戦いの環境で、自分がやっていることに不安を感じたらその時が辞める時だと常に考えていたんだ。内心では今年の初めからそのような考えを持ち始め、決断を下した今が発表する時なんだ」

一方でウィリアムズはブルツを賞賛しました。
「アレックスは、この2年間でチームに計り知れない貢献をしてくれた。最初は今までにチームが働いてきた中でも最高の開発ドライバーとして、最近ではレースドライバーとしてね」

と、フランクは語っています。
「今シーズンのアレックスは難しい状況の中で力強いドライブをしてくれた。私たちは彼の貢献に心から感謝したい」

「アレックスは有名で人気があり、F1の中でも紳士的な人物として広く知られている。アレックスと家族に素晴らしい将来が訪れることをパドックの全員に伝えたいよ」

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GPupdate"Williams"

と、惜しみない賞賛の辞をフランク・ウィリアムズは語りました。彼が経験した難しいシーズンの中でも特に今季は厳しいものだったと、言えるでしょう。

そんな中でブルツは結果を残し、チームに貢献してくれた事を言っているのだと思われます。

この掲載記事でもアロンソ、ラルフは来季同じチームにいない事を表明しています。

この他にも引退はしないまでも(一部はするかも)バリチェロ、クビサ、クルサード、ロズベルグ、リウッツィ、スピード、スーティル、山本左近、デビッドソンと、アロンソのお陰(!?)で、滅茶苦茶になっているというのが本当のところです。

逆に言えばストーブリーグが面白くなったと言えるでしょう。私も刻々と、お知らせしたいと思いますのでよろしくお願いします!

変わらないのはフェラーリだけか?
posted by ティフォジ at 12:38| F1ドライバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月02日

中嶋悟Jr.頑張っています!

今日はGP2の記事です。
現在シリーズ5位に位置する中嶋一貴選手ですが、今期最終戦スペイン・バレンシアで行われたレースで第1レースで3位表彰台を射止めました!

29日(土)午後にスペインのリカルド・トロモ・サーキットで行われたGP2の第1レースで、ポールポジションスタートだった中嶋(DAMS)は3位入賞し、表彰台に上がりました。

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GPupdate"Nakajima"

優勝したのはビタリー・ペトロフ(カンポス・グランプリ)で、GP2初優勝でした。2位は、チームメートのジョルジョ・パンターノが入り、元F1ドライバーであるスペイン人のエイドリアン・カンポス率いるカンポス・グランプリは見事に母国で1−2フィニッシュを決めました。

スタート前は雨が降っていました。その影響でレースはオープニングラップから波乱の幕開けとなりました。

そんな中、ポールスタートの中嶋は1コーナーを制し、トップを死守しました。

8番グリッドからのスタートとなったペトロフは見事なスタートを決め、1コーナーまでに2位までジャンプアップしました。

しかし、7周目、中嶋は周回遅れのミカエル・アレシン(ART)をかわすのに手間取ってしまい、その間隙を突かれてペトロフとパンターノにポジションを奪われてしまいました。

また平手晃平(トライデント)も素晴らしいポジションアップを見せ、一時は4位を走行していたものの、スピンしてグラベルにはまってしまいました。

チャンピオンを争っているふたりのドライバーにとって、今回のレースは大きな意味をなしました。現在チャンピオンシップリーダーのティモ・グロック(iSport International)は波乱のレースで7位入賞をはたし、2ポイントを稼ぎました。

一方のルーカス・ディ・グラッシ(ART)はいい走りを見せたもののグラベルにはまってリタイアしてしまいました。

この最終戦の第1レースを終えた時点で、チャンピオンシップポイントはグロックが81ポイント、ディ・グラッシは77ポイントとなり、グロックがチャンピオンをほぼ手中に収めました。

中嶋一貴
「周回遅れのマシンをかわすのに手間取ってポジションを落としてしまったのは残念だけど、今シーズン最終戦で再び表彰台に上がれたのは良いことだし、チームは良い仕事をしてくれたと思っている。勝利を逃してしまったのは痛いが、予選では速さを証明することができた。それに、このような“クレイジーな”サバイバルレースを生き残れたのも良かったね。」

中嶋は第7戦の第1レースで2位になって以来の表彰台です。

翌日30日(日)第2レースはリバースグリッド制のため、第1レースで1位から8位に入賞したドライバーのグリッドが逆転してのスタートです。

つまり第1レースで7位だったグロックはフロントローからのスタートで、断然有利なのは明白でした。グロックは、スタートからチェッカーまでうまくレースをコントロールし、地元ドライバーのハビエ・ヴィラとアンディ・ソチェックから勝利を奪い取りました。

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GPupdate"Glock"

グロックは今期BMWザウバーのテストドライバーを務める有望株で、タイトルを取ったことにより、混迷を極める来期のF1ドライバーのシートも見えて来ました。
posted by ティフォジ at 09:51| F1ドライバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月11日

ミハエルがアストゥリアス皇太子賞を受賞

ワールドチャンピオンに7度輝いたミハエル・シューマッハが、「アストゥリアス皇太子賞(スペイン皇太子賞)」の”スポーツ部門賞”を受賞しました。

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Wikipedia"MichaelSchumacher"

この賞は、国際的に活躍したさまざまな分野の個人や組織に贈られ、ヨーロッパ及びアメリカの文化行事において、最も栄誉ある賞のひとつとして認められている賞です。

ミハエルの受賞は9月5日に主催者側から発表されました。

この賞は王位継承者であるアストゥリアス皇太子殿下によって主宰される非営利団体のアストゥリアス皇太子財団によって1980年に発足されたものです。

過去にスポーツ部門で表彰されているのは自転車ロードレースのツール・ド・フランスで前人未到の7連覇を達成した元ロードレース選手のランス・アームストロングや、陸上・男子1500メートルの世界記録保持者、ヒシャム・エルゲルージなどが挙げられます。

昨年はバスケットボールのスペイン代表が受賞しました。
また、日本人では1999年に、宇宙飛行士の向井千秋さんが、3人の宇宙飛行士と共に「国際協力部門賞」を受賞しました。

F1界からは2005年にルノー(当時)のフェルナンド・アロンソが受賞しています。

アストゥリアス皇太子賞はスペインのフェリペ皇太子が主宰する賞で、スポーツ部門賞のほか、コミュ二ケーション及びヒューマニズム部門賞、社会科学部門賞、芸術部門賞、文学部門賞、学術・技術研究部門賞、国際協力部門賞、平和部門賞と8部門に分かれており、国際的に活躍、貢献しているとみなされた個人、機関、組織に対して毎年
贈られるものです。

受賞者は、アストゥリアス公国(スペイン)の首都、オビエドにおいて、アストゥリアス皇太子殿下により、賞状とスペインの芸術家、ジョアン・ミロによる彫像と賞金5万ユーロ(約800万円)が寄与されることになっています。

この受賞はすばらしいものですね。F1ドライバーがモータースポーツ限定ではない賞を受賞するという事はすごい事です。

この賞の話はこの辺から反れて行きます。ここからはミハエルなど資産家(もちろんすばらしいF1ドライバーでした)は、お金持ちになるとお金に執着がなくなり、今回の賞のように、名誉や寄付などが大切になって来るという話になって行きます。

ミハエルは、この賞のほかにもモータースポーツ関連では多くの受賞をしており、名誉も手に入れています。
それと彼はチャリティに熱心に取り組むようになりました。

チャリティ・サッカーなどに積極的に参加しているほか、ユネスコに毎年200万ドル程度の寄付を行うなどしています。

2004年のスマトラ島沖地震に際して1000万ドルもの寄付をした時は、普段F1の事を取り上げない日本のマスメディアにおいても話題となりました。

先日の私の記事で、フラビオ・ブリアトーレのお買い物とかそれに加わったバーニー・エクレストンの事を書きました。

F1には他にロン・デニスやフランク・ウィリアムズなどたくさんの資産家がいますが、いずれも、ミハエルのように資産が貯まって来ると、寄付とか名誉に目が行くようになるようです。

バーニーは秘密で英国政府に100万ポンド寄付したとの噂もあります。これは意図がよくわからないので政治的なものかもしれません。

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Wikipedia"BernieEcclestone"

アメリカでは、マイクロ・ソフト社会長のビル・ゲイツでも同じです。半端じゃない寄付をします。彼は「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団」を設立し、途上国の改善などに尽力しています。2005年には財団から国際団体「ワクチンと予防接種のための世界同盟」に、民間としては最大規模の7億5千万ドルの寄付をしたりもしています。

それが日本人のお金持ちだと寄付が税金対策だったりします。
彼らは寄付をそんなせこいことで考えていません。彼らは本気で寄付しているのです。それに欧米の資産家の寄付は桁が違います。

F1に話を戻しますと、今回の賞はたまたまミハエルより先にアロンソが受賞しました。フェルナンドがスペイン人だったからかもしれません。お金と名誉は違うものだということがわかります。

最後にF1で名誉を手にするのが(最も)難しい賞は、「モナコ・マイスター」ではないでしょうか?

マイスターはドライビングのみで手に入れなければなりません。どんなに貢献や寄付をしても手に出来るものではありません。

こんなに手に入れるのが難しく、ワールドチャンピオンたちが欲しがる賞はないのではないでしょうか?マイスターの称号はもう、あのバーニーでさえ手に入れる事はできないのですから・・・。
posted by ティフォジ at 11:36| F1ドライバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月04日

史上最大のルーキー

今日は今年(2007年)に、快進撃を続けるルーキーでありワールドチャンピオン候補であるイギリス人ドライバー”ルイス・ハミルトン”にフィーチャーして彼の今までの経歴と、今期の予想をして行きたいと思います。

ハミルトン(1985年1月7日)は、イギリス・ハートフォードシャー州スティーブニジという所の出身で、1993年、8歳の時にカートを始めました。

この時の彼の感想は
「初めてカートに乗った時はラジコンより刺激的だったね!」

10歳の時にイギリスカートチャンピオンを獲得したのを皮切りに、幾つかのタイトルを獲得、これがロン・デニスの目に留まり、1997年に早くもマクラーレンチームと契約を交わしました。

2000年にはヨーロッパカートチャンピオンを初めとする主だった国際タイトルを総なめにし、もてぎワールドカップでも優勝。カートを卒業したのが弱冠15歳でした。

2001年にフォーミュラルノーに参戦。2003年にチャンピオン。
2004年からF3ユーロシリーズに参戦。2005年にチャンピオン。
2006年からGP2に参戦、通算5勝を挙げて、同選手権のタイトルを獲得しました。

そして2007年ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスからF1にデビューしました。

「F1グランプリ史上初の黒人ドライバー」「マクラーレンの秘蔵っ子」として開幕前から注目を浴びていました。

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GPupdate"Lewis Hamilton"

「もともとセナが好きだったから、そのセナを知るロン(デニス)から話を聞いた時は本当に嬉しかった。F1ドライバーになるという夢は達成できたけど、僕の本当の夢は、モータースポーツにコネがない家族の下に生まれた子供でも、F1ドライバーになれる、ということを伝えていくことなんだ」

2007年開幕戦のオーストラリアGPで、いきなり3位になり、後は皆さんもよくご存知のとおり、ここ第12戦までを終えて3回の優勝も含めて、ワールドチャンピオンシップ争いで1位84ポイントをあげています。

彼のすごいところは、速い事はもちろんの事、ルーキーとは思えない落ち着いた走りとそこから来る信頼性です。
彼は第10戦ニュルブルクリンク以外全戦入賞(これも予選のクラッシュが原因によるもの)している所がすごいです。

残念ながらトルコGPではタイヤ破損のよる事故はあったものの持って生まれた運なのか、タイヤが破損した場所が後半のコーナーの少ないターン9を越した所で、ピットまでマシンを運ぶ事ができたのでした。

次戦はモンツァで、マクラーレンが強いコースと言われています。無論、地元フェラーリも負けずに食らいついて来る事でしょう。しかし、彼にはここモンツァに思い入れがあります。

モンツァは彼が昨シーズンにGP2のチャンピオンシップで勝利した思い出の場所なのです。

「昨年はGP2で初めてのレースを行い、そこでチャンピオンシップに勝ったから非常に思い出深い週末だったんだ」
と、彼は言いました。

「日曜日のレースではずっとジョルジオ・パンターノと激しいバトルを繰り広げたんだ。シーズンで最も楽しかったレースの1つだったよ。今年もいいレースをして素晴らしい思い出になるといいね」

最後にモンツァに向けて彼はこうコメントしています。

「いいセットアップを得るのが楽ではないトラックだということは分かっているんだ。だから、先週のテストは非常に有効だったよ。クルマには非常に厳しく、いいラップタイムを出すには縁石を多用しなければならないんだ。このため、縁石を上手く乗り越えるために柔らかめのサスペンションパッケージを持っているから、これらを使いダメージを避けなければならないんだ。信じられないほど低いダウンフォースでクルマをスローダウンさせるのは楽ではないし、ブレーキ時のバランスが鍵になるんだ。これは僕たちがテストしたもう一方の部分だよ」

私は、個人的には彼に勝ってほしくないのですが、彼のすごさはこの彼の経歴からもわかります。
こういうルーキーが出て来てくれるからこそF1も面白さが倍増するのです。

彼はもはやルーキーの域を超えています。
何せ、チャンピオンシップポイントリーダーな訳ですから・・・。

それでもフェラーリには地元で勝ってほしいなぁ〜。
posted by ティフォジ at 15:11| F1ドライバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月03日

犬猿の仲が再び・・・

犬猿の仲とは、この事をいうのでしょう。

1997年のワールドチャンピオン、ジャック・ビルヌーブと、ビルヌーブと同じくCARTからウィリアムズに移籍して来たファン・パブロ・モントーヤのことです。

MontoyaWikipedia2005.jpg
Wikipedia"Montoya"

彼ら二人はそのドライビングスタイルの違いで平素から何かにつけて言い合いをしていました。

きっかけは2001年オーストラリアGPでした。
ビルヌーブが宙を舞う大クラッシュをした際、マーシャルのグラハム氏が巻き添えとなり死亡してしまうという不幸な出来事が起こりました。

そのシーズンの二人はさらにヒートアップし、ついにカナダGPのレース前のドライバーズミーティングで、モントーヤが
「お前はオーストラリアでマーシャルを殺したな!」
と暴言を吐いたため、ビルヌーブがモントーヤの首根っこにつかみかかり、周囲が両者の間に割って入るほど一触即発となりました。

先日、昨シーズン途中でBMWザウバーのシートを追われたビルヌーブが、シカゴでNASCARのテストに参加しました。

70周を走破したビルヌーブは、来月行われるNASCARのピックアップ・トラックを使ったレースであるクラフツマン・トラック・シリーズへの参加が決定しています。

去年いち早くNASCARに進出したモントーヤが、その感想を語りました。

「ジャックに会えるのはうれしいね。テストがうまく行くよう願っている。何か助けられることがあれば、そうするよ。あいつはいい奴だ」

さらにモントーヤは、NASCARのパドックで再会を果たす時、ふたりに何かつながりを感じるかもしれないと話す。

「何か思うところはあるだろうね。それがどんな意味を持つのかは別として、僕らには多くの共通点がある。ジャックはクールな奴だよ。知り合った当時からずいぶん変わった。あいつはいつも音楽に金を払っているんだ。まるでガキみたいだよね。NASCARにやってくるのが楽しみだ」

あれから6年の歳月が経ち、ふたりとも“丸くなった”とビルヌーブは言います。

「互いに戦いを始めたばかりの当時は、つらい時期を過ごしたよ。サーキット上でワクワクする瞬間なんて数えるほどしかなかった」

ビルヌーブは今季6戦ほど同シリーズを戦い、来季はNASCARの最高峰に位置するネクステルカップへの参加を見越しているようです。

ビルヌーブが所属するビル・デイビス・レーシングのチームマネジャー、マイク・ブラウンはこう話しています。

「まずは、NASCARへの参加が認められるかを確認するステップが必要なんだ」

NASCARwikipedia2004.jpg
Wikipedia"NASCAR 2004"

また、ネクステルカップのディレクター、ジョン・ダービーは、ビルヌーブの挑戦について次のように言いました。

「彼は十分な経歴を持っている。才能があり、マシンをコントロールする力もある。しかし、もうちょっと見てみたいんだ。多分、何の問題もないだろうけどね」

ビルヌーブが参戦するのは問題がなさそうです。
それよりも、仲が悪かった友達というのは、何十年経っても、なかなか解消される事はないと言います。

あの掴み合いにまでなった犬猿の仲が再沸騰しなければよいのですが・・・。
posted by ティフォジ at 15:01| F1ドライバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月18日

歓喜のシャンパンファイト!

F1の表彰式は1〜3位の選手と優勝コンストラクターズの代表者がポディウムに上がります。
最初に優勝者の出身国の国歌、優勝チームの国歌、3名へのトロフィーの授与が行われます。

それが終ると、シャンパンファイトに移ります。
優勝者の歓喜、2位に甘んじた悔しさなど悲喜こもごもの思いが交錯して、その表情などに表れ、面白い一瞬でもあります。

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GPupdate

そもそもシャンパンファイトはどういう経緯で始まったのでしょうか?

字引で引くとシャンパンファイトとは
「シャンパンファイト (Champagne Fight) は、スポーツの表彰式や祝勝会などにおいて、優勝した、もしくは表彰台に上った選手・チーム同士がシャンパン(あるいはそれに類するドリンク類)をかけあって喜びを表現する行為。シャンパンシャワー (Champagne Shower) とも呼ぶ。」

その起源はどこにあったのでしょうか?

1950年にアメリカ・メジャーリーグのセントルイス・ブラウンズ(現:ボルチモア・オリオールズ)が、シーズン100敗を阻止したことを祝って始めたとか、

1960年代に、大手シャンパンメーカーのモエ・エ・シャンドン(現:LVMH)が、同社がスポンサードするモータースポーツの大会において、表彰式にシャンパンを提供したことがきっかけとか、

一説には、試合後の汗臭さを消すという隠れた目的もあると言われています。

このように諸説ありますが、1959年に日本で、プロ野球・南海ホークスの日本一祝勝会においてシャンパンファイトを参考としたビールかけが行われているため、遅くとも1950年代には欧米において同種の行為が広く行われるようになっていたと考えられます。

ビールかけではなくF1はまさにシャンパンファイトです。
それでは何のシャンパンがつかわれているのでしょうか?

F1においては1999年までは「モエ・エ・シャンドン」が、2000年よりマム(MUMM)社の「コルドン・ルージュ」が公式シャンパンとして指定されています。
いずれもお高い、1本数万円のお品物のようです。

MUMM社は、シャンパーニュ地方の約40の畑の葡萄を使用。フルーティで洗練されたブケときめの細かい泡立ち。新鮮に梨、ほのかなヴァニラやフランスパンの香りを感じさせる上品でコクのある味わい。
1876年以来の伝統の逸品。葡萄の割合はシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエがほぼ同量。フランスのレジオン・ド・ヌール勲章と同じ赤いリボンがボトルに描かれています。
(私はよく意味がわかりませんが・・・)

ちなみに「コルドン・ルージュ」とは上記にもありますが「赤いリボン」という意味だそうです。

ミナルディチームのシャンパンファイトで面白いエピソードがあります。

2002年開幕戦オーストラリアGP、地元でのF1デビューとなったマーク・ウェバーは決勝で5位入賞を果たしミナルディに3年ぶりのポイントをもたらしました。オーストラリアは当時のチームオーナーであるポール・ストッダートの地元であったこともあり、正規の表彰式終了後にミナルディのスタッフはわざわざFIAに許可を取って表彰台に上り、シャンパンファイトを行ったそうです。

ところで、ちょっと話が反れますが、表彰台に上がるドライバーは何故、自分のチームの帽子ではなく、タイヤメーカーの帽子を被っているのでしょうか?

結論は、調査不足でよくわからないのですが、タイヤメーカーのキャップを被り始めたのは1970年代ではないかと推測されます。何故なら1960年代の表彰式の写真などを見ると、ロゴキャップは被っていなかったようですから。

ブリヂストンは赤、ミシュランは青と決まったように今は被っていますが、BSは紺のキャップに赤字のロゴがはいったワッペンだった頃もあり、今のように赤の帽子になったのは1980年代になってからのようです。

いずれにせよシャンパンファイトは贔屓のチームがやっているとうれしいものですよね。

raissgp07082.jpg
GPupdate

フェラーリファンの私とすれば、シャンパンファイトはちょくちょく見られる光景ですが、日本人の目からみると日本人がシャンパンファイトをやっているのはめったに見られません。
こちらもちょくちょく見られるようになりたいものです。
posted by ティフォジ at 19:04| F1ドライバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月15日

未来のF1ドライバー <GP2トップドライバーインタビュー>

今日は昨日の続きになりますGP2の話題をお送りします。

現在GP2でトップにランキングされております選手へのインタビューを掲載します。
ここから、来年F1に昇格してくる選手もいるでしょうし、将来はワールドチャンピオンになる選手もいるかもしれません。

まず、最初は現在、2007年全11戦中7戦を終えた時点で、チャンピオンシップポイント

トップ”ティモ・グロック選手”55ポイント

○iSport・インターナショナルチーム
○1982年3月18日生まれ(25歳)
○ドイツ出身
「今年の目標はGP2のチャンピオンになること。クルマが良いのは分かっているからね。F1と同じサーキットで開催されているから、ひとつひとつの結果が非常に大切なんだ。レースに勝つことでなく、毎戦ポイントを獲ることを考えている。F1のテストという仕事もあるけど、目標はあくまで、このシリーズでチャンピオンになることだからね。」

2位”ルーカス・ディ・グラッシ選手”54ポイント

○ARTグランプリチーム
○1984年8月11日生まれ(22歳)
○ブラジル出身
「僕らは速いマシンを手にしているけど、今年はコンペティティブなドライバーがたくさんいることを忘れてはいけない。だから、トップ3に入ればかなり満足できる。そのためには常に表彰台に立たなくてはいけないけど、たぶん実現できると思う。たしかにグロックは速いけど、決して僕は諦めてはいないし、いつだって優勝を狙っているんだ。」

3位”ルカ・フィリッピ選手”35ポイント

○スーパーノバ・インターナショナルチーム
○1985年8月9日生まれ(21歳)
○イタリア出身
「開幕戦で優勝できたのは最高に嬉しかったね。今のところはどのサーキットでも速さは見せているけど、グロックとの差はまだある。モナコは初めてのチャレンジで4位という結果に終った。もっと良い結果を期待していたけど、現時点では満足できる内容だった。シーズン後半に向けてまだまだ勝てるチャンスはあると思うよ。」

nakajima73.jpg
GPupdate"Nakajima"

4位”中嶋一貴”33ポイント

○DAMSチーム
○1985年1月11日生まれ(22歳)
○日本出身
「ここまで(モナコ)のところは、チームのパフォーマンスも自分のパフォーマンスも悪くはないと思っています。バーレーンとバルセロナでは、それが結びつかない部分もあって悔しい気持ちもありました。バーレーンのスタートは自分のミスだったとしても、バルセロナはもったいなかったですね。とてもフラストレーションが溜まってしまいました。クルマの速さはあるのでうまくまとめて、結果につなげられられるようにしたいです。」

と、フランスで語っていた一貴でした。
一貴のシーズン前のGP2でのインタビューです。

「ニコラス(ラピエール)のようなドライバーと一緒に、ダムスのような経験豊富なチームにいられるなんて、本当にすごいことだよ彼らとともにレースをするのが本当に楽しみなんだ。何回かいいテストができたから、一緒にいい結果が得られると思うんだ。僕にとって勉強の1年になると思うんだ。初めてのシーズンだし、たくさん学ぶ必要があるからね。レースに参戦するときはいつだって、僕の目標はレースとチャンピオンシップに勝つことなんだ。」

このようにチャンピオンシップトップを目指して頑張って欲しいものです。

日本人ドライバーはもう一人います。
”平手晃平選手”
○トライデント・レーシングチーム
○1986年3月24日生まれ(21歳)
○日本出身

GP2で注目の選手はあの音速の貴公子「アイルトン・セナ」の甥っ子
”ブルーノ・セナ選手”
○アーデン・インターナショナルチーム
○1983年10月15日生まれ(23歳)
○ブラジル出身
2006年イギリスF3で3位、F3マスターズで7位でした。
この選手も現在は10位ですが、GP2はこんなあたりから一躍トップ3ぐらいに入って来ることもありますので、F1と違い期待の選手です。

今も書きましたが、あと7戦と言っても、ポイントゲットを考えれば14レース残っている訳ですから、まだまだわかりません。そういう意味では注目のカテゴリーと言っていいでしょう。

私といっしょに皆さんもこれからGP2見守って行きましょう。中でも「中嶋一貴」頑張って欲しいですね。

nakajima787.jpg
GPupdate"Nakajima"

でも、このままウィリアムズに行ってしまうかも・・・。
posted by ティフォジ at 18:41| F1ドライバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月13日

子供たちにF1を広めよう 〜そして未来のF1ドライバーを〜

car2007.jpg
PanasonicKizSchool

F1が日本でなかなか定着しないとよく言われているのは、小さい頃からF1に触れる事が少ないからではないでしょうか。

逆に小さい頃から触れている子供は将来F1に触れようとする事を考える可能性が高いのではないでしょうか。

F1ドライバーにならなくなくてもスタッフという事も考えられます。

そうなんです、ファンとしての定着は遅れている日本ですが、F1で働いている日本人はたくさんいます。

ホンダ、トヨタ、スーパーアグリなどチームにはイギリス人スタッフなどが多いのですが、サーキットに行かないバックアップにあたる日本の研究所にいるスタッフなどもいます。

ルノーチームに、日産の日本人スタッフが以外といるというのも知られていませんが多いです。

これ以外にももちろんブリジストンの日本人スタッフは多いです。マクラーレンに無線機を供給しているケンウッドやサスペンションに使用されているショックアブソーバーのメーカーであるショーワもいくつかのチームに供給をしているから何人かの日本人がいるでしょう。

それにスポンサーの広報や偉い人まで勘案したらなんだかんだで5〜600名から1,000名近く関わっているのではないでしょうか?

そんなF1関係者や、ファンを増やすのはまず子供ではないかと私は思うのです。

そこに目を付けたのがトヨタのメインスポンサーのパナソニックです。

パナソニックは、子供達の夢や未来の可能性を応援する参加型プログラム「パナソニックキッズスクール」を全国で展開しています。

その一環として、パナソニック・トヨタ・レーシングF1チーム応援企画「『夢』絵コンテスト」を実施中です。

内容は簡単に言うとトゥルーリのヘルメットのカラーリングを描いて応募すると、日本GPのVIP席にご招待という企画をしているのです。

小学6年生までのお子さまがテーマ「夢」をハガキに描いて応募すると(8月20日必着)応募作品の中からトゥルーリ自身が選考し、当選作を決定します。

その絵がトゥルーリのヘルメットのデザインとなって富士スピードウェイを走ります。絵が選ばれたお子さんは、保護者の方同伴でF1日本GPのVIP席にご招待されます。

詳しくはWEBでパナソニックキッズスクールサイト
http://pks.panasonic.co.jp/)または、
キッズスクール運営事務局「F1キッズドリーム」係
03(3572)0811(フリーダイヤルではありません)
受付時間:平日9:00〜17:00

以上だそうです。
間違っていないと思いますが、以上の応募方法などに私は責任は持ちません。

最後にこういう事や、単なるF1観戦でも子供達にさせるのは大事なことだと思います。

あの佐藤琢磨も子供の時に見た日本GPが忘れられなくてついにはF1ドライバーまで登り詰めました。

未来のF1ドライバー、メカニック、スタッフを育てるのが私たちの役目です。

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PanasonicKS
posted by ティフォジ at 22:48| F1ドライバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月10日

ここまでのルーキーたちの働き

帝王ミハエル・シューマッハなき後、フォーミュラワンは大混戦!
そしてルーキーのハミルトンがドライバーズポイントをリードしているという前代未聞の事態が起こっています。

元々、F1はマシンの性能などがありますから、キャリアの順にポイントが取れる訳ではありませんでしたが、今年はルーキーで、ポイントが取れなくてもそこそこのパフォーマンスを見せてくれるという事が珍しくありません。

ここに、私が勝手に現在のドライバーをベテラン、中堅、ルーキーに区分して、今年のポイントも参考に書きました。
ルーキーはいいのですが、ベテランと中堅の区分は難しく、あまりあてになりません。

でも、分けてみるということに意味があると思って行ってみました。

名前の前の印は、◎ベテラン、△中堅、○ルーキー
名前の後の数字はF1GPキャリアです。(フル参戦のみカウント、2007年は1年とカウントしました。)

・・・のあとの数字は今年ハンガリー終了時のドライバーズポイントです。

マクラーレン
△アロンソ6年・・・73
○ハミルトン1年・・・80

ルノー
◎フィジケラ11年・・・17
○コバライネン1年・・・16

フェラーリ
◎マッサ5年(間が空いている)・・・59
◎ライコネン7年・・・60

ホンダ
◎バトン8年・・・1
◎バリチェロ15年・・・0

BMW
◎ハイドフェルド8年・・・42
○クビサ2年・・・28

トヨタ
◎シューマッハ11年・・・5
◎トゥルーリ11年・・・7

レッドブル
◎クルサード14年・・・8
△ウェバー6年・・・8

ウィリアムズ
○ロズベルグ2年・・・7
△ブルツ6年・・・13

トロロッソ
○リウッツィ3年・・・0
○べッテル0年・・・1

スパイカー
○スーティル1年・・・0
○山本左近0年・・・0

スーパーアグリ
△佐藤琢磨5年・・・4
△デビッドソン3年・・・0

こう眺めてみますと、ハミルトンは当然としてルーキーの活躍がめだっているのではないでしょうか?

コバライネン、クビサ、ロズベルグなどはマシンに助けられているという感じもありますがポイントを結構上げています。

ベテラン、中堅でもなかなかポイントゲットは難しい中でよくポイントできていると思います。

特にマクラーレン、フェラーリ、BMW、ルノーでポイントを持って行ってしまいますから、それ以外のチームがポイントするのは上位4チームがリタイアしないと席が空きません。
各チーム信頼性の高い中、さらにベテラン、中堅が虎視眈々と狙っている訳ですから、かなり難しい事となっています。

ベッテルのポイントはアメリカGPのBMWで上げたものですからやはりマシンパフォーマンスという感は否めませんが、頑張りました。

ポイントを上げていない中からも、スパイカーのスーティルはリタイアも少なく、逆にマシンパフォーマンスの悪い中でも頑張っているのではないでしょうか?

話は変わりますが、フェラーリ2人がベテランでウェバー、ブルツあたりが中堅というのもおかしいかもしれませんが、ご容赦を・・・。
このあたりは紙一重なのです。
むしろ、ルーキーとベテランの2分でも良かったかなとも感じます。

それぐらい、今のF1はメーカーの開発狙いのベテランと、次世代育成のルーキーが混在しているという事です。

こうやって眺めると、来季、バリチェロ、クルサード、ラルフ・シューマッハあたりのシートがないと言われても仕方ない感じもしてきます。

傾向として(ハミルトンは別格として)コースセッティングができないから、予選で1発が出ないが、体力があるからレースディスタンスにそのスピードは維持できるルーキー(&中堅)と、1発は出てもレースにへこたれてしまうベテランという構図が見えて来ます。

チームも来季どっちを取るかで悩むのでしょう。昔の様にチームの運営費が足らないので、少しでも多くの持参金を持ってくるドライバーを乗せるというチームはスパイカーくらいになったのではないでしょうか。

そういう意味でもF1は面白くなりました。
それでもスパイカーは、アルバースのあまりにも悪いパフォーマンスを見て、我慢しきれず山本左近に交代しました。

sakon08052.jpg
GPupdate"Sakon"

だから来季の左近のシートは危ないと見て良いでしょう。
F1ドライバーこそそのドライビングテクニックで勝負してもらいたいものです。多くのF1ファンの為にも、これからF1ドライバーを目指しているチビッ子の為にも、そうあってほしいものです。

折角、スーパーアグリのように日本人に道筋をつけてくれたチームが出て来たのですから。
posted by ティフォジ at 18:58| F1ドライバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月09日

ホンダ、バトンの頑張りに期待

ホンダのバトンはこれまで1ポイントもあげられていません。

Formula 1 news!に次のような記事が掲載されていました。

元F1チャンピオンのナイジェル・マンセルは、ジェンソン・バトンはまだ27歳にもかかわらず自分の足跡をたどるという希望は消えてしまったと語った。マンセルはルイス・ハミルトンにアドバイスを送り支援をしているが、バトンに対しては競争力のあるクルマを持っていたときに最大限の力を発揮しなかったと語った。

「ジェンソンは、もう何レースか勝てるはずだった」と、マンセルはBBCに語った。
「彼は平均以下の働きをし、それが彼の株を下げてしまったんだ。彼はチャンスを持っていたがそれを生かせなかった。それ以外にはないだろうね」

バトンは雨が降り予想不可能となった昨年のハンガリーGPで初優勝を成し遂げたが、それ以外はタイトル獲得に向けて持続的に勝利を上積みすることはできなかった。
「ジェンソンは素晴らしい才能を持った人物だ。しかし、彼は数年前のほうが今よりもずっと良かったよ。そのときの彼はハングリーだったからね。彼は素晴らしい名声を得てきたが、競争力を欠いてしまった。彼は典型的な例だよ」

このようなシビアなコメントをされたホンダは来年のドライバーズラインナップを今年同様バリチェロとバトンに決定しました。

ホンダレーシングチェアマン和田康裕氏は
Q:今年のバトンとバリチェロについてどう評価しますか?
「評価しようがない。だって、クルマがまともに走ってない。そんな中で幸いあのふたりは、未だに前向きに取り組んでくれている。」

Q:バトンに関しては来年以降も継続される長い契約ですよね?
「来年に関しては(契約が)あります。」

Q:佐藤琢磨の可能性は?(ちよっと関係ない質問ですが)
「いい仕事してます。チームプレイヤーとしてね。昨年いろんな意味で苦労し、人間的にも随分成熟した。」

ここからは和田さんと関係ない私のコメントです。
ホンダにとって、バリチェロは老練なドライバーになりつつありますから、ホンダのクルマの開発に貢献してきた分、ホンダは恩返し(花道)をしなければいけません。

バトンはイギリス人ドライバーの中ではカッコ良く、女の子にもてている(私は山田優だけのことを言っているのではありません)せいか少々天狗さんになっているのではないでしょうか?

マンセルの言うとおり、まだ27歳なのにハングリーさを忘れてしまっているような気がします。

だから、取れたはずの表彰台も落としたなどと言われてしまい、最後には「自分の足跡をたどるという希望は消えてしまった。」などとマンセル様に偉そうな事を言われてしまうのです。

マンセルはたしかに近年の偉大なドライバーの一人ではありますが、バトンだって十分追いつけるターゲットのひとりだと思います。

私はマンセルの豪快な走りは好きですが、バトンの綺麗な走りもきらいじゃないです。比較するようなものじゃないようような気がします。だから、マンちゃんにあんな事を言わせてはいけないのです。

多少、マンセルの言っている事はあたっているので、悔しい所もありますが、イングランド人の後継者作りに、去年まではバトンを考えていたけれど今はルイス・ハミルトンだと言っているようなコメントですものね。

バトンは去年、史上初、君が代を日本人に聞かせてくれた人です。天狗でも何でも良いですから、もっとパワフルな走りを見せて欲しいです。

hanga2006.jpg
HONDA"Button"

確かに今年は和田さんが言うようにドライバー以前にクルマが悪いのはわかっています。

それでもポイントを獲得している佐藤琢磨などもいる訳ですから、頑張ればポイント獲得も夢じゃない訳です。

空力部門でウィリアムズからロイック・ビゴワが来ました。
でも和田さんは
「ロイックからは即効性のある知恵はもう出してもらっていますよ。ただそれでドラスティックに、目からウロコが落ちるように速くなってマクラーレンの前に出るなんて、そんなことは考えないでくださいよ。」
と、言っています。

与えられた環境の中で精一杯のチカラを出し切って欲しいです。まずはトップ10、次はポイント獲得と地道にでもハングリーに前進して欲しいです。

去年までのスターがルーキーにしてやられていますけど、悔しいと思うならばそのように頑張って下さい!
posted by ティフォジ at 20:17| F1ドライバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月08日

アロンソ事件と朝青龍事件

アロンソがハンガリーGP予選で同僚のハミルトンを妨害したとして、決勝のスターティンググリッドを5番降格、チームのマクラーレンもコンストラクターズポイント剥奪という裁定がなされました。

この事件の詳細は私のブログ”ハンガリーGP公式予選”でも書いてありますので、読んでみてください。

F1におけるスポーツマンシップに反する行為は過去にもいくつかあります。

1990年にワールドチャンピオンをアイルトン・セナとアラン・プロストの二人で争われていました。この年の日本GPで、プロストがリタイアなどで、ノーポイントだったらセナがチャンピオン決定という場面。スタート直後第1コーナーで、セナはライバルのプロストに接触し両者リタイヤしてチャンピオンを決めた事件(セナは後に故意だったと告白)がありました。

Senna1989.jpg
Wikipedia"Monaco Meister Senna"

1997年に、ミハエル・シューマッハは最終戦ヨーロッパGPでタイトルを争うジャック・ヴィルヌーヴ(ウィリアムズ・ルノー)と接触しリタイア、故意の接触と見なされシーズン終了後、ランキング剥奪の裁定を受けました(獲得ポイントなどの剥奪はなし)。また、この件に関する制裁の一環として、FIAからシーズンオフの交通安全キャンペーンでの奉仕活動も命じられています。

精神的にも肉体的にもギリギリのレースで頑張っているF1ドライバーは、ときにこのような行為をする事もあるのです。

しかし、上記ふたりは現在はほとんど排出されない「モナコ・マイスター」の称号を受けている二人です。

F1ドライバーはヨーロッパでは貴族です。
それぐらい、すぐれたアスリートであり、尊敬される対象なのです。

朝青龍が嘘をついて巡業をサボったと、言われています。
F1がヨーロピアンなスポーツと同様、お相撲は日本のスポーツと言われています。(さすがに国技とは言われなくなりつつあります)

やはり、横綱はF1ドライバーが貴族なのと同じように、武士であり、心技体と揃った尊敬される対象だと思います。

だから、F1ドライバーも横綱もせこい不正を行って欲しくないです。ファンががっかりするような事をしてもらいたくないです。

相撲協会がモンゴル政府から「モンゴルいじめだ。」と言われるようにF1も今回の裁定はコンストラクターズポイントまで影響するような問題じゃないとチーム側は言っています。

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Yahoo!Sports"朝青龍"

お相撲が国際的なスポーツになかなかなれないのと、F1が日本でなかなか根付かない事が似ているように感じます。

あの聖人君子と思っていたセナが、ミハエルが、去年のワールドチャンピオンが、ああいう事を平気でやる。
勝つためには手段を選ばない。
それを重く受け止めないFIA。

最近、映画などで再び武士道を重んずる雰囲気が出て来ている日本の中でこの様なことをやっていては、折角数年ぶりのF1ブームの日本で、ファンが離れていってしまわないか心配です。

アロンソさん、朝青龍さんスポーツマンシップに反しているとファンが離れてしまいますよ…。
posted by ティフォジ at 18:29| F1ドライバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月04日

F1ドライバーの交通違反

F1ドライバーも交通違反は、するようです。
ネルソン・ピケは、先月母国ブラジルでスピード違反を犯し、運転免許を失ったようです。

ネルソン・ピケといっても現在ルノーのテストドライバーのピケではなく、かつてブラバムとウィリアムズをドライブして3度のワールドチャンピオンに輝いたお父さんの方です。

gpup070804.jpg
GPupdate

「Globo News」によれば、ピケはスピード違反を含めたいくつかの交通違反により持ち点をすべて失ったため、免許をはく奪された模様です。

それに対し彼は素直に罪状を認めたそうです。
彼は時速50kmの速度超過を摘発されたのではという推測がなされています。

また、彼は、再び免許を取得するために先月30日ブラジルの首都ブラジリアで運転改善プログラムを受けています。

同紙によれば、ピケは8日間のプログラムを妻のヴィヴィアーヌと共に受講する予定だそうですが、どうやら、奥様も悪質な運転によって免許を没収されているようです。

ブラジルといえば以前あの音速の貴公子アイルトン・セナもF1のシーズン中ヨーロッパラウンドで移動中にスピード違反で罰金を払った事があります。

結構、F1ドライバーが交通違反で捕まる記事が載ります。
ただ、中嶋悟は聞いた事がありませんし、彼は1日警察署長なども勤め、むしろ交通違反をしないよう啓蒙活動に励んでいます。

もっとも、アスリートであるF1パイロットたちは、アウトバーン(ドイツのいわゆる高速道路で制限速度がない)で、高速を出しても周りのクルマが止まって見えるらしいです。

中嶋悟が以前テレビで話していましたが、鈴鹿と東京を移動する時に高速に乗りますが、その時間はとてもリラックスしていて、”ほとんど寝ている”(無論、本当に寝る訳ではない)と、コメントしていました。

それくらい、日本の高速道路で走るクルマ程度では、彼らにはゆっくり走っているように見えるのでしょう。
プロ野球選手が絶好調だとボールが止まって見えるという話といっしょでしょうか。

普通乗用車とF1マシンのアクセルの踏み込み具合はちょうど約2倍で、同じくらいアクセルを踏むと普通乗用車は1万回転、F1は2万回転ぐらいになるのだそうです。

それを聞くとF1ドライバーから素人の私たちのクルマを見ると、止まってみえてもおかしくありませんね。
いかにF1ドライバーがすごいかという事がわかります。

と、言ってもスピードを出していいことにはなりません。
みなさんもくれぐれも気をつけて下さい。

ちなみに2008年のルノーのレギュラードライバーにネルソン・ピケJr.が座るようです。
ピケさん。偉大なお父さんのように活躍する事を期待しています。
posted by ティフォジ at 19:20| F1ドライバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月31日

イギリス人ドライバーの悩み

2002年オーストリアGPでフェラーリがやった事を思い出してもらいたいです。
レースをリードしていたバリチェロ(現ホンダ)がゴール直前でミハエル・シューマッハに勝利を譲った場面です。

あの時に”チームオーダー”という言葉が流行りました。
あの時、フェラーリは罰金を払わさせられました。

今回のモナコGP決勝後、またしてもチームオーダー疑惑がパドックを駆け巡りました。イギリスのマスコミから疑いの目を向けられているのはマクラーレンのロン・デニス代表。
ポイントリーダーのハミルトンがアロンソにアタックできないよう、手心を加えたということなのです。

デニスは1998年オーストラリアGPでも、当時マクラーレンのクルサードとミカ・ハッキネンの勝負を意図的に操作したと非難を浴びたことがあります。

今回のモナコでは、ポールのアロンソより重い燃料タンクでスタートしたハミルトンが、最初のピットストップ後もアロンソの後ろについて走らざるを得なかったことで、周囲から不満の声が上がりました。

エクレストンはこれについてこうコメントしました。
「チームオーダーがあったのか否かはわからない。1つ確実なことは、チームオーダーがあったとしたら、我々のスポーツ規約に反していることになるし、(もしチームオーダーあったとしたら)彼らはただちに処分されるか、またはフェラーリと同じような罰金が科せられるだろう。また、チャンピオンシップから除外されるか、ポイントをはく奪される可能性もあるだろうね。」

FIAはこの2日間で証拠の調査を行っており、これにはマクラーレンのドライバーとピットとの間で交わされたラジオも含まれています。

デニスはこれに対し、こうコメントしています。
「私は、ドライバーにアクセルを緩めろとはいわない。ドライバーの不満顔も見たくない。だがモナコGPに勝つためには、ある種の戦略も必要だ。」
さらにデニスはマクラーレンの強さを象徴する余裕のコメントもしています。
「私たちにチームオーダーは存在しない。ただ勝つために戦略を取っただけだ。ふたりにのびのびと戦ってもらうレースもあれば、その限りではないレースもあるんだよ。」

当のハミルトンは会見でこうコメントしていました。
「僕のクルマのナンバーは2番だ。僕はナンバー2のドライバーだからね。」
と会見場でぶっきらぼうに話していました。
表彰台での彼の表情でもその心情が伺えました。

gpupdate0529.jpg
(GPupdate)"Hamilton"

ルイス・ハミルトンの父親のアンソニー・ハミルトンは、息子の輝かしい将来性に気づいているはずですが、2007年にルイスが受け取る給料はトップドライバーの中では極めて低い100万ドル(約1億2千万円)以下になると言われています。

アンソニー・ハミルトンは、こうコメントしています。
「数人の代理人たちとは話をしていて、彼らがどのようなオファーができるかについて議論は重ねている。来年には代理人がつくだろう。」

いずれにせよスーパールーキーのハミルトンの活躍によってイギリスのマスコミは大いに沸いています。
チームオーダーが出るくらい、アロンソを脅かす存在になっているという事です。

ところが、同じイギリス人のジェンソン・バトン(ホンダ)は、
「ハミルトンの陰に隠れてしまっている。」
とマスコミに評されてしまっています。

昨年まではイギリス人ドライバーの期待の星と言えばバトンだったにも関わらず、マスコミは冷たいものです。

これに対しバトンはその複雑な心境をこうコメントしています。
「これまで僕にメディアの視線が集中していたときは“メディアの束縛を離れ、もっと自由に動けるようになりたい”と思っていたけど、今の僕にそのような束縛なんてない。事実、ひとりぼっちになってしまっているような感覚さ。」
と、ちょっと寂しいバトンです。

一方では、頂点に立ち、チームオーダーに悩まされる若き天才ドライバーと、一気に中盤以降の憂き目に会っている、”昨日までの天才ドライバー”は、どちらも大きな悩みを抱えているようです。

しかしながら、母国イギリスにとってはとても嬉しい悲鳴ですし、F1発祥の地、イギリスに凱旋帰国する日は近いです。

これでバトンがひねくれずにもっと素直に頑張ってくれれば、”日の沈まない国、大英帝国”に二人の若くて才能のある、ドライバーが揃うという訳です。

忘れてならないのは今、F1はイギリス人ブームだという事です。
22名の精鋭の内、上記の2名だけでなく4名ものイギリス人ドライバーが活躍している事を忘れてはいけません。


まずはデビッド・クルサード(レッドブルレーシング)

現役F1ドライバー最年長の36歳です。
ドライバーズランキング2位を4回、3位を3回という「無冠の帝王」と言われた、スターリング・モスと並び称されています。


アンソニー・デビッドソン(スーパーアグリF1チーム)

今年初めてF1のレギュラードライバーとして参戦しているので、その秘めたる実力はまだ開花しておりません。

この4人は、クルサードがスコットランドなのを除き、後の3人はイングランドの出身です。

クルサードは年齢的に厳しいですが、その優れたマシン開発力を買われて、長い現役生活を送っています。(来期からの契約はどうでしょうか?)
デビッドソンは、何と言っても日本勢の一員ですから、佐藤琢磨を追い抜く勢いでポイントを獲得してもらいたいです。バトンと同じくホンダのイギリス人ドライバー期待の星であります。

しかし、スーパールーキーのハミルトン以外は今のところ、今ひとつの成績です。
これから、シーズンもまだまだ中盤に差し掛かるところですから、挽回してルーキーに負けないように3人も頑張ってほしいところであります。
posted by ティフォジ at 11:41| F1ドライバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月19日

モータースポーツの”タイガー・ウッズ”

hamilton.jpg
(f1-Live.com)

最近、ルイス・ハミルトンが“モータースポーツ界のタイガー・ウッズ”と盛んにイギリスで報道されています。

この22歳のルーキーは現在、優勝こそしていないものの3戦連続表彰台で、チャンピオンシップポイントでも22ポイントのトップに並んでいる、”史上初”男です。

お父様がカリブ海のグラナダ諸島からの移民の子としてイギリスに生まれたそうです。
バーニー・エクレストンは
「彼の肌の色やそれに関することを話すのはやめにしてもらいたい。肌の色が違うからといって、何か特別な恩恵を受けるわけではないだろう」
と、コメントしています。

デビュー戦でいきなり3位、第2戦マレーシアでは2位表彰台に上ったハミルトンは、第3戦バーレーンGP予選で、初フロントローを獲得すると、決勝ではポールシッターで、結果優勝した、フェラーリのフェリペ・マッサを猛追する走りで2位表彰台に上りました。

当の本人ハミルトンは
「結果には本当に満足している、3レースとも表彰台フィニッシュを果たせたなんて、ファンタスティックだ」
と、コメントしました。

先述のバーニー・エクレストンも、
「このルーキードライバーがF1界の次なるスーパースターになる。」
と、べた褒めのコメントをしました。
もっとも、この人は少々成績の良いルーキーが出ると必ずこう言いますけれども…。

もうひとりべた褒めの人が、マクラーレン・メルセデス・ベンツCEOであるマーティン・ウィットマーシュがいます。
「われわれのチームにはドライバー選手権を争う2人のドライバーがいる」
とコメントしてマクラーレンは1st、2ndドライバーはない事を示唆しました。

関係者以外でも彼の才能に目を光らせている人がいます。
AT&Tウィリアムズのフランク・ウィリアムズ代表です。
「ルイス・ハミルトンとマクラーレンの契約が確定していないのであれば、2008年に獲得したいドライバーリストのトップに彼がいる。」
と、明かしたそうです。(コメントではありません)

とにかく、たった3戦で多くの人達からその秀でた才能を認められたハミルトン君。
これからまだまだ長いシーズンを、このまま維持できるかどうかが真のF1パイロット(果てはポストミハエル)と、言われるドライバーではないでしょうか?

それにしても、もう既に3戦もルーキーで表彰台に上がれれば周囲は彼を認める(認めざる得ない)ところまで来ていると思います。

ティフォジの私としては少々悔しいところもありますが、これでまたF1が盛り上がればよしとしなければいけないのでしょう。

話がぶっ飛びますが、日本で言う”ハンカチ王子”みたいな効果ではないでしょうか?

ちょっと、こじつけ風になってしまいましたが、残念なのは秀でたるルーキーが中嶋一貴君や山本左近君でないことです。

自チームの車の出来を棚に上げて、フランク・ウィリアムズ代表が、よりにもよって自チームのドライバーではなくハミルトンを褒めているのが気に入りません。

「ナカジマと、もっと契約延長を…。」
と、言わせてやりたいものです。

中嶋君もっと頑張れ!
posted by ティフォジ at 00:00| F1ドライバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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